ルビービルマ産

2016年10月14日 金曜日
メレルビーまとめ

ルビーの産地にはモザンビーク産/タンザニア産/ミャンマー産/タイ産/マダガスカル産など様々です。
それぞれ魅力的ですが、宝石の価値という面ではミャンマー産のモノが飛びぬけて高く評価されます。
ロイヤルファミリーに大切にされてきた歴史的なジュエリーに使われているルビーのほぼすべてが、ミャンマー産(旧ビルマ)であり伝統と慣習の部分の違いが宝石の格の高さを感じさせます。
近年アフリカのモザンビーク産ルビーがマーケットで多く出回るようになりました。

その他の産地のルビーが悪いのではなく、他の産地のものは何百年も前から大切にされてきた歴史、慣習がないため資産性という意味ではまだまだ立証は難しいと思います。

ビルマ産ルビー

ピジョンブラッド(鳩の血の色)と称される深紅の色合いは色の起因であるクロムの含有量が1%と高く、 暗い翳りの原因となる不純物である鉄分の含有率が低いためです。 また、比較的に柔らかな大理石の空隙の中で結晶が大きく成長出来たことも、 他産地とは異なる純粋で大きな結晶が採れる理由です。まさに、品質、希少性、価値など全てにおいて最高級品といえます。 しかし、ミャンマー政府が鉱山を国営化したため、産出が激減しており、加えて政局が不安定なため非常に入手しにくいのが現状で、 かなり高価なものになっています。

ミャンマー産の中でも最も評価が高いのはモゴック鉱山から産出されるモゴック産ですが、 非常に高く、その中でも加熱処理をしていないものは、驚くほどの高値で取引されています。しかし、1990年代に、 そこから東南に比較的新しいにマンシューという鉱山が発見され、モゴック産に引けをとらない良い品質のものも 産出されています。さらに極最近、中国よりに新しい鉱山も発見され、色味は若干オレンジ味の石が多いですが、 非常にクラリティの高い石が産出されており今後の進展が期待されます。

タイ産ルビー

稀少なルビーの産地として,タイは生産量では世界の大半を占めています。
タイ産ルビーはミャンマー産と比べると多少紫がかかって見えます。これは鉄分が多いため、 いわばサファイアの青の発色が混じって紫になるためです。
あと、大半は色味が濃すぎて透明度の低い濁ったいわゆる黒味がかったルビーが多く産出されます。 それなり美しいのですがその黒みがかった血の色は、ビーフブラッドと呼ばれています。
市場ではミャンマーのピジョンブラッドが高く評価され、カラット当たりの単価はミャンマー産の半分にしかなりません。 タイ産ルビーは1850年の鉱床発見以来、19世紀後半から世界の重要な供給地で、品質ではミャンマーに劣りますが、 1963年にミャンマーが社会主義化され国営化された鉱山からの産出が激減したため、 タイが最も重要なルビーの産地の1つとなっています。

マダガスカル産ルビー

2000年末のマダガスカル宝石ラッシュで初めてルビーの採掘がはじまり、今のところ、 タイ産のような黒味のある石も出ていますが、透明度の高いテリのある最高級品の色合いの産出もあり、 今後最も期待できる石の1つだと言われていましたが、2002年のパパラチャサファイアの加熱処理問題 (パパラチャサファイアの説明に明記)が発生してからは、マダガスカルで採掘されたコランダム自体の信用が低下し、 品質のわりに需要は低下している。