6月の誕生石:パール(真珠)

2019年8月8日 木曜日

6月の誕生石:パール(真珠)

INDEX

  1. 1. パールは貝から取れる貴重な宝石 石言葉は「健康」「富」
    1. 1.自然形成は少なくほとんどが養殖
    2. 2.淡水産のパールより海水産のパールの方が高価
  2. 2. パールの種類やそれぞれの産地・特徴
    1. 1.シロチョウガイから採れる南洋真珠
    2. 2.ピンク貝から採れるコンクパール
    3. 3.マベ貝から採れるアコヤ真珠
  3. 3. ほかにもある!6月の誕生石
    1. 1.長寿や健康が秘められたムーンストーン
    2. 2.高貴や光栄が秘められたアレキサンドライト
  4. 4.6月の誕生石・パールについて知ろう

6月の誕生石はパールです。パールは自然の貝から採れる貴重な宝石として知られていますが、その特徴や種類にはどんなものがあるのでしょうか。よりパールについての知識を深めて、自分やプレゼントする相手にぴったりのパールを選びましょう。

パールは貝から取れる貴重な宝石 石言葉は「健康」「富」

パールは貝が作り出す自然の宝石で、石言葉は「健康」「富」です。生体が作る鉱物ですので「生体鉱物」と呼ばれます。パールの歴史は非常に古く、古事記や万葉集にもパールの存在が認められるほか、装飾品としてだけでなく、化粧品、薬の原料として使われてきたという歴史もあります。

自然形成は少なくほとんどが養殖

パールが自然発生するケースは非常に少なく、流通しているものはほとんどありません。かつてはひとつのパールを見つけるためにたくさんの労力が必要だったため、パールは非常に高価な宝石でした。

現在流通しているパールは大半が養殖されたものです。養殖のパールは形が均一で美しいというメリットがあります。また、形成中に異物が入り込んで歪な形に変形してしまったパールをバロックパールと呼びます。

養殖技術が進み、形の美しいパールが簡単に採取できるようになった今、世界にひとつだけの形をしたバロックパールは逆に特別感がある宝石として注目されるようになってきています。

淡水産のパールより海水産のパールの方が高価

パールには淡水産のものと海水産のものがありますが、一般的には淡水産のパールの方が安価です。日本でも養殖が盛んに行われていますが中国産のものが多く、人件費などの点においても淡水産のパールの方が安く入手できるのです。安価ですがカラーバリエーションも豊富で、パール特有の美しい光沢を楽しむことは十分に可能です。

パールの種類やそれぞれの産地・特徴

パールと一口にいっても、貝や産地などでその種類、特徴は違います。主なパールの種類をご紹介いたします。

シロチョウガイから採れる南洋真珠

シロチョウガイから採れるパールを南洋真珠と呼びます。インドネシアやフィリピン、ミャンマー、さらにオーストラリアで盛んに養殖され、シロチョウガイの貝の色によってできるパールの色は白、金、銀、ピンクなどがあります。シロチョウガイは貴重な貝ですので、南洋真珠は高価格です。

ピンク貝から採れるコンクパール

ピンク貝から採れるパールをコンクパールと呼びます。カラーはピンクのほかに白や黄色、茶色があります。表面に炎のような模様があるのが特徴的です。ピンク貝はほかの貝のように養殖でパールを作り出すことが困難であるため、流通しているコンクパールはほとんどが天然のものです。

マベ貝から採れるアコヤ真珠

マベ貝から採れるパールをアコヤ真珠と呼びます。真珠の中でもとくに有名なアコヤ真珠ですが、マベ貝の数が非常に少なくさらにアコヤ真珠特有の美しさも相まって価格は非常に高くなります。

きめの細かい虹彩が特徴で、レインボーにも見えるツヤ、ブルーやブラウン、クリーム系などのカラーバリエーションも豊富です。奄美大島、香港、台湾、インドネシアなどで養殖されています。

ほかにもある!6月の誕生石

パール以外の6月の誕生石をご紹介いたします。

長寿や健康が秘められたムーンストーン

ムーンストーンは鉱物の一種です。青色、白色など、光を当てることでキラキラと輝きます。月の光にも似ていることから、古代から神秘的な宝石として大切にされてきました。ムーンストーンの石言葉は「長寿」「健康」「純粋な愛」などがあります。

高貴や光栄が秘められたアレキサンドライト

アレキサンドライトは日光のもとでは緑色に、ロウソクの光のもとでは紫、オレンジに見えるという不思議な宝石です。ブラジルやスリランカ、ロシアなどで採掘されています。石言葉には「高貴」「光栄」「出発」といったものがあります。

6月の誕生石・パールについて知ろう

6月の誕生石、パールについてご紹介いたしました。パールは多くの人の手が加わって出来上がるもので、非常に価値が高いです。誕生石を身に付けることで幸運を手にできるともいわれていますので、ぜひ身近なところに取り入れてみてください。

守屋啓
著者・監修:守屋 啓(もりや はじめ)
一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)所属のAGTジェムラボラトリーにてグレーダーとして色石・ダイヤの鑑別に従事。その後、世界的に権威のある鑑別機関、GIA JAPANのG.G.(グラジュエイト・ジェモロジスト)プログラム講師として活躍。GIAが日本撤退後は、各地で宝石鑑別の講師として活躍する第一人者。