7月の誕生石:ルビー(紅玉)

2019年8月8日 木曜日

7月の誕生石:ルビー(紅玉)

INDEX

  1. 1. 「情熱」「仁愛」などの石言葉をもつルビー
    1. 1.ルビーは古代から価値のある宝石だった
    2. 2.ルビーもサファイアも同じ石の分類
  2. 2. ルビーの産地別の特徴
    1. 1.ミャンマー産のピジョンブラッドは希少価値が高い
    2. 2.タイ産のビーフブラッドはメジャーなルビー
    3. 3.スリランカ・ベトナム産のチェリーピンクはファッション感覚に
  3. 3. 7月の誕生石はルビーの他にインカローズもある
  4. 4. 7月の誕生石・ルビーにはカジュアルに楽しめるものもある!

7月の誕生石はルビーです。ルビーといえば「赤色の王様」とも呼ばれるほど、鮮やかな赤色が特徴的ですが、これは産地によっても微妙に違います。ここでは、そんなルビーについてご紹介していきます。

「情熱」「仁愛」などの石言葉をもつルビー

ルビーは「情熱」「仁愛」「威厳」といった石言葉をもつ宝石で、身につけることでその力をもらえるといわれています。そんなルビーにどのような歴史があるのか、どんな特徴があるのかについて詳しくみていきましょう。

ルビーは古代から価値のある宝石だった

ルビーは旧約聖書にも登場しているほど、その歴史は古いものです。スリランカ産のルビーの歴史はとくに古く、採掘された当初から古代イタリア、ギリシャ、ローマなどの多くの国々で貴族、王族から愛されてきました。古代インドではルビーは不老不死の魔法の石とも考えられており、その後世界にどんどん広まっていきました。

ルビーもサファイアも同じ石の分類

ルビーといえば赤色、サファイアといえば青色です。しかしこの2つはもともと同じ石に分類されています。もともとは無色透明のコランダムという鉱物であり、不純物である酸化クロムが混ざるとルビー、鉄、チタンが混ざるとサファイアになります。

不純物の内容や量によってルビーの色は変わります。真紅からピンクがかったものまで多種多様にありますが、とくに濃度の濃い赤色のルビーは高価格で取引されています。

ルビーの産地別の特徴

ルビーはミャンマーでとくに多く採掘されます。他にはスリランカ、タイ、モザンピーク、タンザニアなどでも採掘されます。ルビーの採掘量は全体的に見ても非常に少なく、中でも美しい赤色をしたものが採れる割合はごくわずかです。

ミャンマーの中でもモゴック鉱山で採掘されるルビーは色鮮やかで美しいながら数が少なく、非常に高い価格で取引されています。モゴック、ナムヤー鉱山以外では非加熱のルビーを採掘することができないため、非加熱のルビーの価値も非常に高いものとなっています。

ルビーは産地によって色合いやその価値が変動します。それぞれのルビーの特徴をチェックしていきましょう。

ミャンマー産のピジョンブラッドは希少価値が高い

ミャンマーで採掘されるルビーはルビーの中でも非常に価値が高いです。アジア全体の中でも1/10しか採掘されず、入手自体が困難な宝石でもあります。ミャンマーで採掘されるルビーの中でももっとも価値が高いのがピジョンブラッドと呼ばれるルビーです。

血のような鮮やかな赤色が特徴的で、このような美しい発色のルビーは他では見ることができません。古くからピジョンブラッドは権威、財力の象徴として王族や貴族から愛されてきました。

タイ産のビーフブラッドはメジャーなルビー

タイではルビーが多く採掘されており、一般的に広く流通しているのはこのタイ産のものです。ピジョンブラッドよりもやや黒く、落ち着きのある印象。重厚感、高級感を楽しむことができます。タイ産のルビーの中でもビーフブラッドは、ピジョンブラッドと比較すると価値はやや落ちるものの、十分に貴重価値の高い高級品です。

スリランカ・ベトナム産のチェリーピンクはファッション感覚に

スリランカやベトナムで採掘されるルビーはチェリーピンクといって、その名のとおり赤というよりも濃いピンク色をしているのが特徴的です。ルビーとしての価値も低く、安価で入手することができます。愛らしいピンク色も相まって、気軽にファッションに取り入れることができるため、これはこれで人気の高い宝石です。

7月の誕生石はルビーの他にインカローズもある

7月の誕生石としてはルビーが有名ですが、ルビー以外にインカローズも7月の誕生石とされています。インカ帝国があったアンデス山脈で採掘されたことからこの名前がつきました。バラのような赤、ピンク色が特徴的です。石言葉は「勇気」「情熱」など、明るい未来に導いてくれる幸運のパワーストーンとしても愛されています。

7月の誕生石・ルビーにはカジュアルに楽しめるものもある!

7月の誕生石、ルビーについてご紹介いたしました。ルビーは希少価値の高い宝石であり、中でもミャンマー産のものはなかなか入手することができません。しかしカジュアルに楽しめるルビーもありますので、お気に入りを見つけて身につけてみてください。

守屋啓
著者・監修:守屋 啓(もりや はじめ)
一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)所属のAGTジェムラボラトリーにてグレーダーとして色石・ダイヤの鑑別に従事。その後、世界的に権威のある鑑別機関、GIA JAPANのG.G.(グラジュエイト・ジェモロジスト)プログラム講師として活躍。GIAが日本撤退後は、各地で宝石鑑別の講師として活躍する第一人者。